ギンナンの食べ過ぎに注意しましょう(2020年10月21日更新)

2020年10月13日
更新2020年10月21日

日本中毒情報センター中毒110番には、ギンナンによる食中毒を心配する相談が毎年寄せられています。ギンナンは一度にたくさん食べ過ぎると嘔吐やけいれんなどの中毒症状が出現することがあります。ギンナンの有毒成分は熱に強く、煮る、焼くなど加熱調理しても消失しません。

中毒110番への過去10年間のギンナンの相談件数は252件で、ギンナンが旬を迎える10月~12月の問い合わせが多くなっています。患者は5歳以下の子どもが7割を占め、嘔吐やけいれんがみられた例もあります。茶わん蒸しに入っている程度のギンナンを食べて症状が出現した例は把握していませんが、5歳以下の子どもには食べさせないほうがよいでしょう。
また、大人でも食べ過ぎると中毒を起こすことがありますので、食べ過ぎないように注意しましょう。

ギンナンを食べて症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。「子どもが茶わん蒸しに入っていたギンナン1個を食べて症状がない」という場合は様子をみてもかまいませんが、判断に迷った場合は、中毒110番にご相談ください。
なお詳細については、下記PDFファイルをご参照ください