防水スプレーを吸い込む事故に注意しましょう!(2020年6月更新)

2020年6月22日

梅雨に入り、防水スプレーを使用する機会が増えています。日本中毒情報センターには「防水スプレーを吸い込んでしまった」という問い合わせが毎年数十件寄せられています。

過去には、1992年から1994年のスキーシーズンに、防水スプレーを室内等で使用して吸い込み、呼吸困難や肺炎等で入院する事故が多発し、日本中毒情報センター中毒110番には多くの相談が寄せられました。これをきっかけに、厚生省(当時)、製造事業者等により、防水スプレーの安全対策が取られ、その後も見直しが行われています。
しかしながら、中毒110番には現在でも「防水スプレーを吸い込んでしまった」」という相談があります。2016年10月に日本中毒情報センターWebサイトにて注意喚起を行いましたが、その後も増加傾向にあり、2017年81件、2018年100件、2019年95件の相談がありました。

防水スプレーを吸い込んだ事故に関する中毒110番への相談件数

2019年に相談があった吸入事故95件のうち、87件(92%)が防水スプレーを使用した際の事故でした。
・雨や雪のシーズンに事故が起こっています!
・屋内はもちろん、屋外でも風向き等で吸い込む事故が起こっています!
・マスクを着用せずに使用して吸い込む事故が起こっています!
・大半の事例で症状が出ています!

防水スプレーでは、健康な成人であっても、入院を必要とした例は少なくありません。使用者、周囲の人ともに絶対に吸い込まないように、次の点に注意して使いましょう。
・使用前に製品表示、特に「使用上の注意」をよく読んでから使用する
・マスクを着用し、必ず風通しの良い屋外で使用する
・周囲に人、特に子どもなどがいないことを確認してから使用する

万一、吸い込んでしまった場合は、早めに医療機関や日本中毒情報センターにご相談ください。
なお詳細については、下記PDFファイルをご参照ください。


日本中毒情報センターでは事故防止の観点から作成した動画教材を公開しています。
  市民向け啓発教材「みんなで防ごう! 身近な中毒事故」のご紹介
PART 2 成人編の7分19秒~8分35秒で防水スプレーによる事故についても紹介していますので、ぜひご覧ください。