防水スプレーを吸い込む事故に注意しましょう!(2025年7月更新)

2025年7月1日

日本中毒情報センター 中毒110番には年間を通して防水スプレーについて相談がありますが、1月、6月、10月に多い傾向があります。

過去には、1992年から1994年のスキーシーズンに、防水スプレーを室内等で使用して吸い込み、呼吸困難や肺炎等で入院する事故が多発し、中毒110番には多くの相談が寄せられました。これをきっかけに、厚生省(当時)、製造事業者等により、防水スプレーの安全対策が取られ、その後も見直しが行われています。

しかしながら、中毒110番には現在でも「防水スプレーを吸い込んでしまった」という相談があり、2018年、2019年は年間約100件の相談がありました。ここ数年は減少傾向にあり、2024年は17件でした。

 

防水スプレーを吸い込む事故では、健康な成人であっても、入院を必要とした例は少なくありません。使用者、周囲の人ともに絶対に吸い込まないように、次の点に注意して使いましょう。

・使用前に製品表示、特に「使用上の注意」をよく読んで使用しましょう。
・マスクを着用し、必ず風通しの良い屋外で使用しましょう。
・周囲に人、特に子どもなどがいないことを確認してから使用しましょう。


詳細については、下記PDFファイルをご参照ください。