きのこについて

9月の話題】 ②

日本中毒情報センターでは、例年夏から秋にかけて、きのこの問い合わせ件数が増加する傾向があり、2015年は28件の問い合わせを受けています。
きのこの種類により毒性はさまざまで、同じ種類でも生息地や時期により形が異なることもあり、専門家でも見分けることは困難です。
症状の出現時間は比較的早いものから潜伏期間が長いものもあり、また一旦症状が回復したように見えた後、遅れて肝障害など重篤な中毒症状を呈するもの、触ると炎症を起こすものもあるため注意が必要です。
きのこ狩りで採ったきのこを知人に配って、患者が複数名発生した事例や直販所で購入したものに毒きのこが混じっていた事例も報道されています。
中毒事故を防ぐためにはきのこを採らない、食べない、配らないようにしましょう。 

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