カビ取り剤を使用中の事故

事例1窓を少し開けた浴室でマスクをせずに、塩素系カビ取り剤を5分程度で1本使用した。 そのあと水で流している時に、鼻に刺激を感じ、気分が悪くなった。(30代女性)
事例2 浴室で塩素系カビ取り剤を天井に向かってスプレーした。眼鏡は使用しておらず、眼に入った。(40代女性)
事例3浴室の掃除の際に、床に酸性のトイレ用洗浄剤を撒き、壁に塩素系カビ取り剤をスプレーした。「まぜるな危険」という表示を思い出し、すぐにシャワーで洗い流した。(40代男性)

塩素系のカビ取り剤を使用して浴室を清掃する際に、一度に大量に使用した、続けて長時間使用した、窓や戸を閉めたまま換気の悪い状態で使用した、マスク・眼鏡をしていなかった等により、吸い込んだり眼に入ったりする事故が多く発生しています。酸性タイプの製品と混ざって急激に発生した塩素ガスを吸い込む事故も起こっています。

中毒事故を防ぐために

◆ 使用前に製品表示、特に使用方法や使用上の注意をよく読む。
◆使いすぎないように注意する。「いつも使っているので大丈夫」と過信しない。
◆換気に十分に注意して、マスクや眼鏡を着用する。
◆ 必ず単独で使用し、他の洗浄剤と混ぜないように注意する。
 

 家庭内での中毒事故防止チェックリスト

このリストは家庭内での中毒の危険度をチェックするものです。
あなたの家庭では、リストの項目のうちいくつを実行できていますか?