防水スプレーを使用中の事故

事例1室内で雨具、ウインドブレーカー、リュックサックに防水スプレーを大量にスプレーし、吸い込んだ。(50代男性)
事例2玄関でブーツの手入れのために皮革用の防水スプレーを1本使用した。1時間経ってから、息苦しさが出現した。(40代女性)
事例3締め切った車庫の中でスキーウェアに防水スプレーを使用した。新品を2缶使い切り、息苦しくなった。(40代男性)
事例4屋外で防水スプレーを2~3分ほど使用した。風上にいたが、吸い込んでしまった。(30代女性)
事例5玄関で窓を開けながら防水スプレーを使用した。スプレーした際に風が吹き込み、使用した母親とそばにいた子どもが数秒間吸い込んでしまった。(1歳、成人女性)

玄関や室内、浴室などの屋内や自動車の車内など、換気の悪い場所で防水スプレーを使用し、細かい霧状の粒子を吸い込む事故が発生しています。特に一度にたくさん使用した場合には、大量に吸い込むことがあります。
屋外で使用した場合にも、風向きによって吸い込んだ事故が起こっています。また、使用した本人だけでなく、近くにいた人が吸い込んでしまうこともあります。

中毒事故を防ぐために

◆使用前に製品表示、特に使用方法や使用上の注意をよく読む。
◆必ず屋外で使用する。屋内や車内では絶対に使用しない。
◆使用する際には必ずマスクを着用し、風下にならないよう注意する。
◆一度に大量に使用しない。
◆ 周囲に人がいないことを確認してから使用する。

 家庭内での中毒事故防止チェックリスト

このリストは家庭内での中毒の危険度をチェックするものです。
あなたの家庭では、リストの項目のうちいくつを実行できていますか?